綾瀬市は、家庭などで使用されていない食品の持ち寄りと「フードドライブ」への協力を地域に呼びかけている。集まった食品は、3月26日(金)と27日(土)に保健福祉プラザで配布する。
担当する福祉総務課には、新型コロナウイルスの感染拡大で収入が減少した家庭からの生活困窮の相談が急増している。
それを踏まえて市は、余剰食糧を必要な人に配分する「フードドライブ」の実施を決めた。市内の食糧支援団体などに協力を要請し、支援の輪をさらに広げたい考え。
相談が2倍超
市によると、昨年4月から今年1月までに生活困窮相談で市の窓口を訪れた家庭は、前の年の1年間の268件の2倍超となる579件だった。
このうち、一番の困りごとに「収入・生活費」と「家賃・ローンの支払い」をあげた家庭は合わせて432件で、この2つの理由が突出した。
延べ相談件数も前の年の733件から1332件に増えていることから、市は「潜在的にかなりの家庭が困窮している」とみており、市民の生活困窮に危機意識を高めている。
3月19日まで
食品の受付窓口は綾瀬市役所1階の福祉総務課と保健福祉プラザ(綾瀬市深谷中)の綾瀬市社会福祉協議会で、いずれも3月19日(金)まで。社協では土日や夜間も管理人が受け付ける。
緊急募集する食品の品目などは上記の表参照。
福祉総務課の担当者は「生活支援と食品ロス削減の取り組みに賛同いただける個人や団体、企業なども同時に募集しています。関心のある方はぜひ連絡いただきたい」としている。
問い合わせは綾瀬市福祉総務課【電話】0467・70・5624へ。
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