神奈川県議会議員 綱嶋洋一 県政報告 綾瀬スマートIC 今後の課題と展望
3月31日に待望の「綾瀬スマートインターチェンジ(IC)」が開通しました。綾瀬スマートICの開通は地域・圏域にとって長年の悲願であり、これまでの関係者の皆様のご尽力とご苦労に深く敬意を表したいと思います。
これからの課題
スマートICの開通でレジャーや帰省、経済活動の利便性が飛躍的に向上することが期待されます。一方で長年の懸案事項である【1】周辺地域の土地利用にかかる規制緩和や【2】綾瀬都市計画道路寺尾上土棚線と交差する県道40号横浜厚木以北の整備が求められます。
綾瀬スマートICをより有効なものにするためには、県内外からの交流人口を増やすための集客施設や、地域経済活性化、雇用創出のための企業誘致などが必要です。しかし、市役所周辺や県道45号南側の地域は、農業振興地域の農用地地区であるため土地利用が非常に厳しく制限されています。
市域においてまとまった土地がある場所は少なく、持続可能な都市として次の世代に引き継ぐためには、これら地域の利活用は必須と考えます。実現には権限を持つ国や県の支援や協力が不可欠であるため、これからも強く働きかけてまいります。
寺尾上土棚線は綾瀬市の中央部を南北に貫く4車線の幹線道路で、藤沢市と海老名市、座間市の都市計画道路と一体となり、県央地域と湘南地域の南北軸を形成する重要な路線です。そのため県道40号横浜厚木から都市計画道路緑ヶ丘大塚線までは「かながわのみちづくり計画」の事業化検討箇所に位置付けられています。
国県市の連携強化
私は平成27年の初当選直後から、綾瀬スマートICの早期開通を強く要望してまいりました。今後は、開通に伴う地域経済の活性化や県民生活の利便性の向上を図り、災害時における県民生活の安全、安心の確保、道路整備を目的とする厚木基地の一部返還などで国県市の連携をさらに強化する必要があります。
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