昨年3月から閉店していた、座間市役所に隣接するふれあい会館の食堂が4月1日に再開した。「座間ふれあい食堂みんなのやまちゃん」として有限会社アイルグリーン(養田秀一代表取締役)が運営する。
メニューには500円の日替わり定食のほか、カレー、丼物、ラーメンがあり、毎朝豊洲から直送する刺身も提供する。地産地消をテーマに白米には座間産の「キヌヒカリ」を使用。座間産小麦を使った地粉うどんも目玉商品だ。市内を中心に5店舗の飲食店を経営する養田さんは「座間市の顔となるこの場所で営業することに責任も感じている。コロナで苦しい状況が続くことは覚悟しているが、安くてうまい料理を提供する」と意気込んだ。
市は昨年7月に前店舗の閉店が正式決定すると、9月に座間市商工会(長本享一会長)と協定を締結して食堂の早期再開をめざした。長本会長は「会館内には商工会のブースも設けられる。商工会を認知してもらえる一つの起爆剤にもなればいい」と期待を寄せた。
オープン前の25日には、佐藤弥斗市長や市幹部らがメニューを試食。地粉うどんを食べた佐藤市長は「とても美味しい。役所で刺身も食べられると知り夢のようだ。多くの方に利用してほしい」と話した。
営業は毎日午前11時から午後8時(年末年始と1月第3(土)除く)。午後5時からは全品333円均一で酒類も提供する。
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