食品ロス削減と生活支援を兼ねた「フードリンクあやせ」の食糧提供が3月26日と27日に綾瀬市保健福祉プラザで行われ、綾瀬市福祉総務課と綾瀬市社会福祉協議会、市民グループから延べ40人が参加した。
食糧配布には2日間で100組が訪れ、袋詰めされた米や乾麺、レトルト食品、缶詰などを無償で受け取った。
この取り組みは、コロナ禍で市への生活困窮に関する相談が急増したため綾瀬市福祉総務課が企画した。市の呼びかけに応じた綾瀬市社会福祉協議会と市内で子ども食堂を運営する4団体が協力して初めて行われた。
日ごろは経済的な事情などで生活相談に訪れた人を対象に社会福祉協議会が、フードバンクなどから調達した食糧を配布をしているが、この日は市民などから直接調達した食糧を相談の有無にかかわらず配布した。
開催に向けて3月1日から19日まで食糧の寄付を募ったところ市内外から計169件、4547点の食糧品が寄せられた。なかには米100キロや、採れたての野菜を当日朝に届けた人もいて、市の担当者は「関心の高さは予想以上だった」と話していた。
協力した、ぱくぱく食堂の柴田正子さん(64)は「コロナ禍で活動を休止していた。交流もできてよかった」と話し、食糧を受け取った70代の男性は「無年金で仕事もなく困っている。本当に助かる」と感謝していた。
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