トランポリンの指導者として活動する 音成 眞紀子さん 海老名市社家在勤 32歳
「継続は力なり」を信じて
○…トランポリンの普及と競技選手の育成をめざして、海老名市内にクラブチームを設立した。国内大会で入賞する選手が出始め、先日は全日本大会で5人が入賞した。設立から3年、「こんなに早く活躍する選手が出てくれるとは」と驚きを隠さない。目標は国内トップクラスの選手を育てることだが「トランポリンを楽しく続けてもらうことが一番。続けていれば結果もついてくる」と話す。
○…厚木市出身。5歳で体操をはじめ、小学校入学を機にトランポリン競技を始めた。28歳までの現役生活では全日本大会に12年連続出場し、2007年には日本代表に選ばれ、カナダで開催された年齢別世界大会に出場して優勝した。「ワールドカップや五輪を目指せるほどセンスのある選手ではなかった。それでも世界大会で優勝できたのは練習の積み重ねがあったから」と競技人生を振り返る。
○…第一線の競技から引退したあと、現役時代からの夢でもあったクラブ立ち上げをめざした。生まれ故郷の隣にある海老名市を拠点としたのは、生まれ育った厚木市に比べ、トランポリンの認知度が低いと感じたから。「多くの人に知ってもらうためには地域の力が必要だと思った。クラブで学んだ生徒が将来は指導者として携わってくれたら嬉しい」
○…開催中の東京五輪に出場する堺亮介選手は、厚木のクラブでともに練習をした。年が離れているため接点は多くなかったが、同郷のアスリートに寄せる期待は膨らむ。「堺選手はメダル候補。勝ち取ってくれたらトランポリンの知名度もグッと上がるはず。将来クラブから五輪を目指せる選手を育成できるよう頑張りたい」。昨年6月に結婚し、出産を10月に控えている。
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