原辰徳や松坂大輔ら神奈川高校野球のスターが活躍した保土ケ谷球場の高校野球、決勝戦に2人のご当地選手がいた。
綾瀬中出身の山田烈士(れお)投手は今大会、横浜の背番号「1」を託され、大会序盤の3回戦と5回戦に先発して7回を自責点ゼロに抑えたが決勝では1年生左腕が好投した。
最終回二死、横浜ベンチからマウンドへ向かって走る山田の姿があった。左翼から登板するプロ注目の左腕、金井慎之介に投手用グローブを届ける役を自らかって出た。金井は不調が続き、今大会はエースとして活躍できずにいた。山田にとっては「自分たち世代のエース」を鼓舞するための束の間の”登板”となった。
試合後に山田は「自分は才能が無いので努力しかない。甲子園のベンチに入れるか分かりませんがしっかり調整したい」と謙遜(けんそん)し、「上深谷ジャガーズと綾瀬ボーイズの皆さんとも甲子園出場を分かち合いたい」と、勝利の余韻を醸した。
横浜創学館の岡本翼選手は有馬中出身で1年生から主力で活躍した。甲子園に手がかかった決勝戦では初回の守備で一瞬の隙を突かれ先制を許した。三打席凡退で迎えた8回の最終打席で適時打を放ったが「二桁失点で負けたのは悔しい」と涙を浮かべた。有馬レンジャースと神奈川綾瀬シニアの後輩にもその姿は眩しく映ったはずだ。
夏の甲子園-。横浜の初戦は大会2日目(8月10日)。第2試合で広島新庄と対戦する。山田は18人の登録メンバーに入り、背番号「11」で高校野球の聖地に立つ。
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