海老名市は19日、文化会館など5カ所の公共施設で2022年4月から実施を予定している駐車場利用の有料化に関するパブリックコメント(意見募集)の結果を公表した。6月に実施した意見募集には、ごみ有料化の導入前の約2・5倍にあたる600人から意見が寄せられた。
駐車場の有料化は市民活動センター、運動公園、北部公園、中野公園、文化会館(図書館、福祉会館を含む)の5カ所で実施する予定。延べ1405台分で5施設の指定管理者に支払う年間約8億円の指定管理料の圧縮につなげる考え。
料金はいずれも15分以降の利用を有料とする方針で、2時間以内が200円から400円、1日最大で600円から1000円の受益者負担を求める方針だ。
これまでの経緯や料金体系、今後の予定を示した意見募集は広報誌とホームページによる通常の周知に加え、対象施設に回収箱を設置した。寄せられた意見は有料化に否定的な意見が大半だったが、有料化の方法に関する意見も少なくなった。結果は市のホームページで閲覧できる。
意見募集の結果に市企画財政課は「ごみ有料化では約250件だったことから、関心が高かったと、というのが率直な受けとめ」と話している。
市は当初、早い施設では来年1月からの有料化を可能とする条例改正案を9月定例会に上程する方針を固めていたが、意見や要望の多さなどを考慮して10月以降へ見送ることを決めた。
今回の駐車場有料化では有料化に反対する市民グループが、7622筆の署名を添えて市議会に請願を提出している。
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