綾瀬市吉岡の養豚業、有限会社ブライトピックの志澤勝会長(77)が13日、障がい者福祉に役立ててほしいと現金150万円を綾瀬市に寄付した。志澤さんは「障がい者の雇用促進に活用してほしい」と、古塩政由市長に目録を手渡した。
志澤さんは1965年(昭和40年)に個人で養豚業を創業。現在は千葉県にも生産拠点を広げている。創業当初、家畜の餌となる残飯を引き取りに行った横浜市内の障がい者施設で手足が不自由な人を見て「自分も頑張ろう」と勇気づけられた。「経営が軌道に乗ったら必ず寄付をする」と決めて仕事に励み、16年前から寄付活動を続けているという。
千葉県内の事業所も含めて現在は20人の障がい者を雇用する志澤さんは「障がい者の就業はマッチングと個々の能力を見ることが重要。できることや得意なことを生かして仕事に就けば長く続けられる」と話す。
市によると、綾瀬市内には約3800人の障がい者がいて毎年50〜70人のペースで増えている。障がい者が働く地域作業所もあることから、古塩市長は「手作り品やパンなどの販路拡大に役立てたい」と話した。
ブライトピックで飼育した豚は、高座豚手作りハムで販売されている。
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