海老名市民生委員児童委員主任児童委員の部会長を務める 遠藤 俊枝さん 海老名市大谷北在住 58歳
小さいことでも相談を
○…厚生労働大臣が委嘱する主任児童委員として海老名市で活動する。市内に12人いる主任児童委員をまとめる任に就き2年が経つ。市が主催する乳幼児検診の手伝いや地域の見回り活動にも参加。いざという時の相談にも臨機応変に対応している。委員として、「まずは顔を覚えてもらいたい。どんなに小さなことでも相談してもらえるよう日ごろから心がけている」と話す。
○…東京都生まれ、3歳から海老名で育った。小学生のころに参加した合唱コンクールの楽しさが忘れられず、音楽の道をめざした。大学を卒業してオペラの劇団に所属。舞台経験もある。一線こそ退いたが、今でも合唱サークルで歌を楽しんでいる。「コロナ禍でなかなか集まって歌えないので自主練の日々ですね。はやくみんなの顔を見て歌いたい」
○…3人の子はみな成人した。2人は家庭も築いた。子育てがひと段落した今でも、舞台歌手として活動しながら子どもを育てたころのことをときおり思い出す。「舞台の仕事は夕方や夜からが多く、保育園も使えなかった。支えてくれた人が居たから育てられた」。主任児童委員としての活動は「頑張って子どもを育てているお母さん、お父さんの力に慣れたら」と思うからこそ続けられるという。
○…個人的な活動のひとつとして、毎朝、近所の交差点で子どもたちの見守りを続けている。顔なじみの子どもたちも増え「おはよう」と交わすあいさつが楽しみ。主任児童委員をやめた後は見守り活動など地域や個人に寄り添った支援をしようと考えている。「年が離れすぎてしまうと相談しにくいこともある。そろそろ若い世代にお任せして自分は自分にできる、寄り添う支援を考えていきたい」と話す。
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