海老名市医師会(高橋裕一郎会長)が開設する「えびな在宅医療相談室」では毎月4回、医師が市民からの健康相談に直接応じる個別相談会を開催している。
えびな在宅医療相談室は、地域住民や医療介護関係者から在宅医療や介護の相談窓口として市の委託を受け2018年4月に開設された。さつき町の市医療センターに拠点を置き、常駐の看護師2人が市民からの相談に応じ、医療機関などにつなぐ橋渡しの役目を担っている。
相談室では地域医療の充実を目的として2020年4月から、新たに医師が直接相談に応じる事業をスタートさせた。相談に応じる医師は、高橋会長(腎健クリニック)のほか、尾崎聡医師(えびな脳神経外科)、田中昭太郎医師(海老名総合病院)の3人。費用は無料。1回一人40分から50分程度で「ベテランの医師が時間をかけてじっくりと話を聴くのが特徴」(高橋会長)。
「病院にかかっているけれどよくならない」「認知症かどうか不安」など相談内容はさまざま。また事業はコロナ禍とともにスタートしたため、コロナ関連の相談も相次いだ。常駐の相談員で看護師の須藤麻美さん=人物風土記で紹介は「感染の不安から後遺症、ワクチンの副反応まで多くの相談があった。さまざまな情報が飛び交う中で、現役医師がじっくりと相談にのるとあって、皆さん安心した様子だった」と話す。
現在は相談室でのみ開催しているが、来年度からは相談者の自宅に出向く訪問相談も開始する予定。須藤さんは「医療介護関係者からの相談にも対応する」と話した。
事前予約制。相談日は毎月第1水曜日午前(尾崎医師)、第2・4水曜日の午後(高橋医師)、第4月曜日の午前(田中医師)。
毎月第1・3木曜日午前中には海老名市歯科医師会の歯科医師による相談も行われている。
(問)えびな在宅医療相談室【電話】046・231・8650
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