えびな在宅医療相談室の相談員を開設時から務める看護師の 須藤 麻美さん 海老名市内在住 40歳
「一期一会」心をつなぐ
○…市民から寄せられる健康への不安を聴き、医療機関への橋渡しの役割を担う「えびな在宅医療相談室」で、2018年の開設当初から相談員を務める。「スタートから2年間は私一人しかいない時期もあり、組織らしくなってきたと思ったらコロナ禍になった。認知度も含め、まだまだ発展途上」と意気込む。コロナ禍で不安を抱える人が増え、その受け皿としても機能してきた。
○…「病院に行くべきか」など些細な不安も気軽に相談してほしいことから、相談では相手に寄り添って、相談者目線で一緒に考えるということを常に心掛けている。「上から目線だと思われては信頼関係は築けず、本当に必要としていることが何かも見えにくい。なるべく笑顔を忘れずにお話を聴き、専門職としてよりよい提案をしています」と柔らかな口調でほほ笑む。
○…相模原市で生まれ小学3年で海老名に越してきた。幼い頃は体が弱く、病院に行くと優しく対応してくれる看護師に憧れるように。中学で吹奏楽部に入部しサックスを始めると、高校では全国大会にも出場する強豪校に進学した。「練習はとても厳しかったが、コミュニケーション力や困難を乗り越える力が身に付いた」と振り返る。音楽は今でも家事の大切なお供だ。
○…夢を叶えて病院勤務後に海老名市の臨時職員として介護申請の訪問調査を長年行ってきた。その経験を生かして現職に。家族は夫、高校一年の娘、中学1年と小学5年の息子。海老名青年会議所の理事長経験者でもある夫・雄司さんについては「ひたむきに取り組む姿を見て、私も仕事で地域貢献したいと思うようになった。好きな仕事を続けられるよう支えてくれるので感謝しています」と笑みをこぼした。
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