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県いちご品評会 新品種で農水省局長賞 中河内の橋本順一さん

社会

公開:2022年1月21日

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収穫したばかりのかなこまちと生産者の橋本さん
収穫したばかりのかなこまちと生産者の橋本さん

 JA全農かながわの「令和3年度神奈川県いちご品評会(果実の部)」が13日に平塚営農経済センターであり、海老名市中河内の橋本順一さん(49)が新品種の「かなこまち」で農林水産省生産局長賞を受賞した。

 県いちご組合連合会が主催するこの品評会は農家の生産技術向上や「神奈川のいちご」の振興を目的に毎年開催されているもの。今年は138点の出品があり、いちごの大きさや形、色つやなどが審査された。

 橋本さんのいちごは実が形よく揃っていることや輝くようなつやなどを評価され県知事賞に次ぐ農林水産省生産局長賞を受賞した。「かなこまち」では最上位だった。

 橋本さんは「県の新品種を盛り上げたいと思いこだわって選別をしたかいがあった」と話した。

 この他の市内農家の受賞者は以下の通り。敬称略■県農業会議会長賞/武井哲也■県農業協同組合中央会会長賞/遊作準■県信連経営管理委員会会長賞/宮嵜隆雄■県いちご組合連合会会長賞/尾上年一■JA全農青果センター(株)営業本部神奈川センター長賞/遠藤剛

待望の新品種

 「かなこまち」は県内農家の県独自の品種が欲しいという声に応えるため、県が2014年から紅ほっぺとやよいひめを交配し開発した新品種のいちご。今季は試験的な生産で、来季から本格的に市場に並ぶ見通し。海老名では昨年9月ごろから生産がはじまった。

 甘みが強く、酸味とバランスが取れた味が特徴。海老名グリーンセンターで購入できる。

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