「発達障がい」の子をもつ親のお話会を主催する 原田 浩子さん 綾瀬市寺尾中在住 53歳
それでいい。それがいい。
○…「何も隠さなくていい。むしろ堂々としているほうがいい」―。小気味よい語り口でそう話した。「癒されて元気になれる場所が自分の身近にある。そのことを一人でも多くの人に知ってもらえたら」。そう考え、旧知の母親仲間と一緒に活動している。5月23日には、発達障がいの子をもつ保護者や、そうしたことに関心を寄せる人に広く呼び掛けて、拡大版のお話会を開く。
○…綾瀬市の市民活動応援制度を初めて活用して、昨年1年間で12回のお話し会と講演会を主催し、参加者は延べ130人に及んだ。市からは「発達障がいを持つ親子が孤立せず、同じ立場の方の話を聞ける大切な場所になっている」と、評価を受けた。「自分がこういう活動をするとは、夢にも思わなかった」。そう話すと、肩をキュッとすくめた。
○…藤沢市出身。短大卒業から9年勤めた都内の商社で夫と知り合った。98年にフランスで開催されたサッカーW杯「日本対クロアチア」の観戦が新婚旅行のハイライトのひとつになった。高校から短大に進むなかで海外への関心が高まり商社に就職したが仕事は財務。海外顧客の決済に長く携わったという。「将来は結婚して、お母さんになって家を守る。そんなありふれた将来を夢みていた」
○…夫と一男一女の4人家族。3年前にママ友達と観た多様性を認め合うドキュメンタリー映画に感動して、友人の協力を得てこの映画の上映会を開いた。吉岡のカフェで2日間で6回上映し、180人と語らうことができた。その活動が原点にある。自閉症の息子が通う絵画教室で観た作品群に胸が高鳴った。「これでいいんだ(息子の個性)。これで良かったんだ(これまでの子育て)」。そう思えた。
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