打ち切りとなった海老名の「中新田かかりまつり」が一転、地元有志の手により存続されることになった。6月20日に「中新田かかしまつり保存会」が発足し、今年9月3日から19日までまつりを開催することを決めた。
保存会の発起人は中新田で製造業を営む波多野康広さん。農業の飯島康利さんが会長を担う。商工業界の杉崎茂夫さんが副会長を担い、地元商店会の厚木栄光会からは副会長の若林啓太さんが参加。30年間まつりを運営した実行委員会の波多野喜久さん、廣田敏之さん、若松慎一さんの3人が相談役となった。
発起人の波多野さんは「かかしまつりはもはや地域の文化。終了の報道を受け、この文化を残したいとの気運が高まった。実行委員会の皆様に助言を頂き、関係各所に協力を仰ぎ継承していく」と、意欲を語った。
中新田かかしまつりは1992年に地元有志の手で始まった。収穫前の田園風景に世相を反映したかかしが展示される催事として親しまれてきた。今年5月、実行委員会が開催の幕を下すことを決め、関係者に通知していた。前実行委員長の廣田さんは「地域の若い世代がここまで気に留めてくれていたとは。こんなに嬉しいことはない」と、喜びを語っていた。保存会(問)【携帯電話】090・3436・4235
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