座間市伝統の大凧がアフリカ大陸東部のジブチ共和国の空を舞う―。
これは陸上自衛隊座間駐屯地の隊員10人が座間市から持参したもの。ジブチ政府の要望を受け、災害対処能力強化支援事業派遣団として昨年11月24日から今年1月4日まで現地に派遣された。
派遣団の団長を務めた伊藤康人2等陸佐が日本文化を通じた交流として凧揚げ体験のアイデアを出し、座間市大凧保存会(近藤昭夫会長)が協力。太陽と大地を表す赤と緑色で、「座間」や2国の友好を願った「懸橋」などの文字を書き込んだ凧を制作した。
隊員らは、現地で重機の操作や整備などの指導といった任務の合間を縫ってジブチ市内の学校と修道院の2カ所で体験会を実施。千葉周一1等陸曹が講師を務めて、現地の子どもたちと凧揚げを楽しんだ。
千葉1等陸曹は、和紙と竹でできた不思議な物の認識が手本を見せると興味へと一変したとし、「瞬く間に順番を待つ子どもの列ができた」と話した。伊藤2等陸佐は「特色あるもので交流を図りたかった。駐屯地のある座間ならではの文化を現地に少しでも伝えることができた」と振り返った。
「座間」の文字を書き込んだ凧は記念として現地2施設に贈呈された。
|
|
|
|
|
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>