油絵の個展を10月10日から河の手ギャラリーで開催する 内田 周司さん 中野在住 81歳
第2の人生、花盛り
○…定年後に趣味として始めた油絵だが、持って生まれた才能ととことん打ち込む努力の甲斐あって、出展する作品は落選知らず。「清澄さ」を大切にする師・錦織重治氏の教えを受け継ぎ、風と光、空気感を描く作品には市内外にファンも多い。都内で個展を開いてみてはと声も掛かるが、近隣エリアの人に見てほしいと地元での開催を貫く。「地域の人たちとの出会いや絆を大切にしたいからね」と柔らかく微笑む。
○…定年間近の59歳の時、絵でも始めたらという妻の一言で未経験だった絵画の世界に飛び込んだ。水彩画教室に入会したが講師に油絵を勧められ転向。その後、日展での特選受賞など活躍する洋画家の錦織氏と出会い、「絵は癒し」という彼の言葉が頭から離れなくなった。この人から絵を教わりたいと3年がかりで教室を開くよう依頼し、そうして誕生した綾瀬絵画会に現在も所属する。教室では絵を描くのではなく、描いたものを各自持参し、もっと良くなるよう生徒一人ひとり講評を受けるという。「先生に褒められたことは一度もない。でもそれがバネになって成長につながっているのかな」と師への尊敬の念を込めて話す。
○…若い頃は叔父がオーナーを務める新横浜の板金工場に勤めていたが、綾瀬への転居に伴い大和の機械メーカーに転職し営業を担当。道路情報の電光掲示板や河川水位の警報器などを一から手掛ける会社で、時代とともに製作法などが変わるため時の移り変わりを感じる職場だったという。県の技能祭に出場した際には、コンパスで二股管を描き組み立てる部門で3位に輝くなど、仕事でも手先の器用さを発揮していた。
○…綾瀬の美術協会では会長職を7年間経験。現在は全国的な美術工芸団体・(一社)示現会にも所属している。今後の目標は「日展に挑戦すること」。「実はもう絵の構想を練っているんだ」と話す姿は活力に満ち溢れている。
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