市内に歯科医院を運営する「医療法人社団ライオン会ライオンインプラントセンター」の鈴木仙一理事長がこのほど、「国際口腔インプラント学会(ICOI)」の次期世界会長にアジア人として初選出された。10月29日には帝国ホテル東京で就任を祝うパーティーが開かれ、関係者約300人が駆け付けた。鈴木氏は「皆様のおかげでトップの座に立てた。歯科界を盛り上げていけるよう今後も頑張っていきます」と抱負を語った。
インプラントは人工歯根を歯槽骨に埋め込み、結合させた後、その上部に人工の歯を取り付ける治療法。ICOIはインプラントの世界最大規模の学術団体として、患者により良い歯科治療を提供するため、歯科医療従事者の教育に努めている。会員は一般歯科医から外科医、歯科技工士、大学教員など多ジャンルにわたり、世界各国の約3万人が所属している。
鈴木氏は日本大学松戸歯学部を卒業後、1987年に海老名で歯科医院「ライオン歯科」を開業。この頃から体全体の総合診療ができるインプラント治療に着目すると、ICOIほか様々な学会にも所属し、学識を深めた。2006年に「ライオンインプラントセンター」(勝瀬)を開設後も怠ることなく研究をすすめ、学会論文賞の受賞や大学名誉教授に就任するなど、周囲からの評価を受け地位を確立。現在は海老名市歯科医師会の会長なども歴任し、地域医療にも貢献している。
この日行われた祝賀会ではインプラント界を代表する関係者ほか、内野優市長や甘利明衆議院議員も来賓として出席しあいさつした。
ICOIの嶋田淳日本理事長は「元気が良く、細やかな気遣いもでき、世界会長に選ばれるにも納得の人柄。インプラントの発展のため、患者様の幸せのために頑張って欲しい」と激励。東京医科歯科大学インプラント科の春日井昇平教授は「親分肌で懐が深い先生。多くの人を見てきたがこんなに温かい人はいない」と賛辞した。また、卒業した日本大学松戸歯学部の同窓会・阿部正也会長は「6年間の学生生活では毎年特待生、卒業時には総長賞をはじめ学生のための全ての賞を独り占めしてしまう優秀な人材だった。同窓の誇りとして頑張って欲しい」とエールを送った。
鈴木氏は「世界会長になるまで20年かかった。優秀な人材が豊富なため海老名の会長になるには30年かかりました」などと会場を盛り上げつつ、「家族をはじめ、日頃支えていただいているご出席された皆様に感謝します」とあいさつした。
|
|
|
|
|
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>