市の郷土芸能文化奨励団体「海老名東柏太鼓」が11月4日、横浜市内で行われた「第20回総理大臣総務大臣杯日本太鼓財団ジュニアコンクール」の神奈川県予選で優勝し、2年ぶり9度目の全国切符を手にした。指導者の島田昭彦さんは「『優勝するのは当然』という自信とプレッシャーとの戦いだった。県優勝したが、まだ一つ壁を越えたところ。全国へ向けて、練習を重ねていくのみ」と抱負を述べた。全国大会は来年3月に行われる。
1980年、日本古来の伝統芸能である和太鼓の演奏を普及させ、地域文化の振興を目的に「東柏太鼓」は設立された。現在は、全国各地のイベントに招かれるなど様々な舞台で演奏を披露している。
同大会は、次世代を担う子どもの健全育成と日本太鼓の後継者育成を図るため、毎年開催される全国コンクール。高校生以下が出場条件となり、各地で予選会が行われている。今年の県予選には各地域の伝統を背負う7チームが出場した。
東柏太鼓は、一昨年まで県大会を4連覇した常勝集団。昨年はメンバーの卒業などが重なり準優勝に終わったため、今回は王座奪還に向けた大会になった。
出場メンバーは大会初出場4人を含む8人を選抜。演奏曲は6年前に作曲し、勝利を重ねてきた東柏太鼓オリジナル曲「波濤」で、大会に臨んだ。
迎えた本番は曲名の通り、波がうねるような動きを体と音で表現。ダイナミックな表現だけでなく、穏やかで繊細な響きも取り入れた演奏で観客を魅了した。
結果は5人の審査員全員がトップの得点をつけ、2年ぶりの栄冠を勝ち取った。リーダーを務めた森田愛結さん(高2)は「支えてくれる人に感謝。リーダーとして皆を引っ張っていき、全国大会では賞をとりたい」と話していた。
かながわの太鼓にも出場
県大会の優勝団体は全国大会だけでなく、11月12日(日)に県立青少年センターで行われる「かながわの太鼓」にも出場が決まっている。午後2時30分開演。東柏太鼓の大人の部も出場する。
前売り2000円、指定席・当日券は2500円。申込みは東柏太鼓の島田さん【電話】046・233・1697へ。
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