「第8回海老名ふれあい農業まつり」の実行委員長を務める 清田 一秀さん 本郷在住 68歳
結果は後からついてくる
○…普段食べている食材でも、その生産者の顔を見る機会はほとんどない。今回のイベントでは市内農業者が一堂に集まり、自分たちの商品をPR。「美味しさはもちろん、安全・安心を追求している農家を知っていただく機会。イベントもご用意しているので、家族で楽しんでもらえれば」とニッコリと笑う。
○…代々続く農家に生まれ、幼い頃から家族が作業する姿を見てきた。現役時代は公務員として海老名市役所に勤務。当時あった生涯学習部の部長や選挙管理委員会事務局長などを歴任した。定年後は長男だったこともあり、父が営んでいたイチゴ農家を継ぐことに。幼少から手伝ってきて作業などは分かっていたが、改めて本格的に始めると農業の奥深さを知った。「定年してからも本当に忙しい日々。手をかければかけるほど農産物は応えてくれる。やってもやっても仕事が終わらないんだよ」と目を細める。病気や虫などとも戦いながら種を撒いて出荷するまで、全過程の集大成となる生産物の完成はいつになっても楽しみだという。
○…地域活動として長年力を入れているのが「本郷下河内囃子連」。戦後途絶えてしまっていた伝統芸能を復活させた先輩たちとともに、発足当初のメンバーでもあり、現在2度目の会長職を務めている。子どもの数が減っている地域柄、後継者不足は一つの課題だが、中学・高校にあがると部活や受験などを理由に辞めてしまっても、社会人になってから戻ってくることも良くあるのだとか。モットーは「時には厳しく、良く出来た時はしっかり褒める」こと。
○…農業での”農作物づくり”、仕事やお囃子での”人づくり”でも自分のテーマは「労力を惜しまない」こと。そのために、一人で進めていくのでなく、手を取り合って協力していくことが大切と説く。「その時でなくとも、手をかけた分必ず返ってくる。そういうものなんですね」と微笑んだ。
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