市内を中心に活動する尺八サークル「山びこ静山会」(佐藤静山会主)が創立20周年を迎えた。恒例の年末行事として行っている「箏・尺八演奏会」は今年で15回目を迎え、本番に向けて調整は佳境を迎えている。演奏会は12月25日(月)に海老名市文化会館小ホールで開催。時間は午後0時30分から4時15分までを予定。入場無料。鑑賞希望者は会場に直接。
和楽器の魅力を伝えようと、尺八愛好家5人が集まり「山びこ静山会」を発足。現在は約30人の会員が集まり、社家コミセンや杉久保コミセン等で毎週練習を重ねている。同会は市民音楽祭や学校での披露、高齢者施設での慰問演奏など、さまざまな舞台で和楽器と触れ合う機会を創出。演奏会では尺八だけでなく、箏とコラボレーションしながら和の音色を響かせている。
また、佐藤会主が東北出身であることから、東日本大震災以降は復興支援もテーマに組み込み、全額寄付するチャリティー演奏や、被災地仮設住宅(宮城県石巻市)での演奏会なども実施してきた。
25日は、尺八・箏演奏だけでなく、岩手民謡の語り部や民謡歌手、津軽三味線奏者、地元の高校筝曲部なども舞台にあがる。また、今年初参加となるマリンバ(木琴)や胡弓演奏もあり、多彩な音楽を楽しめる。
佐藤会主は「日本にいながらも和楽器の音色を聴く機会は少ないので、一人でも多くの人にこの良さを伝え、浸透していくよう今後も頑張りたい」と話す。
当日は被災地支援のチャリティー募金箱も用意されている。問合せは佐藤会主【電話】046・238・2608へ。
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