「(公社)海老名青年会議所」(海老名JC)の第38代理事長に就任した 須藤 雄司さん 中野在住 37歳
「情熱」が人のために
○…40歳以下の地元経営者らが集まり、地域で活躍するリーダーの育成や、郷土愛の醸成などを行う「海老名JC」を牽引する。今年のスローガンは「情熱」。行動する上で原動力となる「情熱」は、JCメンバーにも自分にもさらに必要なものと考え掲げたもの。「時代の流れで団体の構成も大きく変わってきた。良い伝統は継承しながらも、新たな事を取り入れて、変革を恐れずやっていきたい」
○…先輩の紹介で2008年にJCに入会。初めは自己成長の為だったが、活動を続けて役職が上がるにつれ、人の成長・まちの発展を考えるようになった。会員は地元企業の代表らが多く、個性豊かなメンバー揃いで価値観は多種多様。この10年では先輩後輩問わず、数多くの事を人から学んできた。さまざまな事業に取り組んできた経験の中で、最も重要視しているのは、そのプロセス。「先輩たちと一緒に事業を進めるなど、苦楽を共にしてきたことは思い出として残っている。その過程は、現在も未来も続く人のつながりとなり、地域の発展にもつながるもの。自分よりJC歴が浅い人たちにはそうした事を伝えていきたい」と思いを明かす。
○…現在は父が35年前に立ち上げた産廃業を営む「(株)須藤商事」の取締役を務めている。産廃業でありながら、ゴミの削減や低コストでの処理方法など、相手の立場になって真摯に向き合う。「『大きな利益を出すよりも相手の事を考えろ』というのが父の教え。それが新たな利益を生み出すと思う」と持論を述べる。
○…幼い頃、父は朝から晩まで働き詰めだったため、家族旅行はおろか外食などに行った記憶はない。それでも寂しかったという思い出が無いのは「両親の背中は見てきたからかな」と語る。「家族の中の母親の力はすごい。うちの奥さんは子どもを3人育て、自分も仕事をしている。一番すごいし、本当に感謝している」と笑顔を見せた。
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