「平成29年度神奈川県いちご品評会(立毛の部)」でこのほど、市内でイチゴ栽培を営む3農家が特選を受賞した。柳下正行さんが県農業会議会長賞、澤地正典さんが全農神奈川県本部運営委員会会長賞、武井哲也さんが県いちご連会長賞に選ばれた。
この品評会は農家の生産意欲や栽培技術の向上、品質改善を促進し、「県内産のイチゴ」の振興を図ることを目的に毎年開催されているもの。立毛の部では、各農園に赴いた審査員が収量や管理体制、育成状況を基準に評価する。今品評会には県内各地区の代表生産者31園が参加した。
「かながわの名産100選」に認定され、出荷量約60tと県内一を誇る海老名産のイチゴ栽培は1930年ごろ始まった。現在、イチゴ農家を営んでいるのは市内20戸ほど。そのほとんどが当初から取り組んでいる伝統農家たちで、栽培している主な品種は「とちおとめ」と「紅ほっぺ」。今回受賞したのは、3農家とも「とちおとめ」で、甘味が多くて粒が大きいものだ。
受賞した一人で市園芸協会「苺部会」の会長を務める武井さんは「形や味にこだわりを持ち、全農家が一生懸命頑張っています。ぜひ、鮮度の良い状態で食べられる”地元のイチゴ”を味わっていただければ嬉しい」と話している。
イチゴの販売は市内大谷のJAさがみグリーンセンター(【電話】046・234・0080)や中央の海老名駅前農産物直売所(【電話】046・234・5310)、各農家の直売所などで行われている。
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