市内東柏ケ谷にある創業53年の老舗洋菓子店「ロリアン洋菓子店」(小島将勝代表/【電話】046・231・1610)が手掛ける、備蓄保存クッキーがこのほど「神奈川なでしこブランド」に認定された。
なでしこブランドは、女性が開発に貢献した商品・サービスを県内に拠点を持つ企業や団体から募集し、その中から優れたものを神奈川県が認定する事業。女性の活躍推進を目的に、2013年度から毎年度実施され、今回は15件が認定された。
ロリアン洋菓子店が認定を受けた「街の洋菓子店が作ったおいしい保存クッキー」は、災害時の非常食として3年間備蓄可能なもの。この商品は、東日本大震災で被災し避難生活を送っていた通販客から届いた「たまたま3月11日に届いたロリアンのクッキーを非常食として持ち込み子どもたちに食べさせたところ、不安と恐ろしさから一度も笑わなかった子どもに笑顔が戻った」というお礼の言葉をきっかけに、”長期保存でき、その上おいしいクッキーがあれば、災害時の不安な時でも心の安らぎになるのでは”と震災の1カ月後から開発が始められ、6年間の歳月を経て完成した。
将勝代表とともに店を営む夫人の有加里さんは、今回評価された点について「当店は女性スタッフが多いです。皆でクッキー缶のパッケージデザインを考えたり、試食をして甘みやサックリ感を調整しました。そのようなチームワークが評価されたのでは」と分析し、「この商品は着想から長い時間がかかったので認められて嬉しい」と話した。
同店では15年度にも、海老名の史跡・歴史を綴った郷土かるたを題材とした焼き菓子「海老名いろはがるた」がなでしこブランドになっており、今回2作目の認定となった。
|
|
|
|
|
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>