市内国分南在住の桜林芙美さん(37)が7月10日(火)、乳がん患者同士で集まるイベントを市内で初めて実施する。桜林さん自身、もっとも進行度が高いステージIV(4)の乳がん患者。「同じ悩みがある人と、気軽におしゃべりできる場にしたい」と参加を呼び掛けている。
乳がんは40代後半に多く見られ、女性のがんでもっとも多く、年間約5万人が罹患している病気。
桜林さんは3年前の冬、左胸のしこりに違和感を覚え受診。「若年性乳がん」と診断された。発覚の翌年に左胸全摘出、放射線治療を受けた矢先に、肺に転移が見つかった。現在はステージIVの乳がん患者として、治療を続けながら3人の子どもの育児や仕事に励んでいる。
本音言える場を
その支えとなっているのが、同じ病院で闘病していた仲間と会って話すこと。家族に心配かけまいとして言えない本音を吐露する場所でもある。しかし、それぞれ遠方に住んでいるため頻繁には会えない。そこで「地元である海老名でも、私と同じように話す場を欲している人がいるのでは」と思い、今回のイベント「おしゃべり会」を企画した。日常生活や身体のケアに関することから、ウィッグや下着の話など、当事者ならではの話をテーマに談話する形式だ。桜林さんは「無理に話をしなくても、同じ境遇の人がいるというだけで支えになる。情報共有や発信の場として、定期的に続けていきたい」と話している。
対象は乳がん患者やその家族、女性特有のがん患者。場所は海老名市文化会館の和室で、午前10時から午後1時。参加費無料。出入り自由だが、できれば事前連絡を(男性は要連絡)。問合せ・申込みは桜林さん【メール】mili.mana.ribbon@gmail.comへ。
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