大谷小・上星小を拠点に活動する小学生ドッジボールチーム「ゼブラ★パワーズ」(南朋子監督)がこのほど、「第28回全日本ドッジボール選手権神奈川県大会」で優勝した。8月12日から群馬県で開催される全国大会に初めて出場する。
同チームは、2009年に南監督を含めた保護者らの子を集めて結成。現在小学3〜6年生まで男女25人が所属しており、週3回練習に励んでいる。豪速球を得意とする大柄アタッカーはいないが守備に定評のあるチームで、昨秋の県大会で優勝するなど好成績を残している。
今大会は、小学3〜6年生の1チーム12人制のルールが適用された。速いパス回しから放たれる速球や、それに伴う攻守の駆け引きなどが醍醐味となる。大会には、全国に名を連ねる激戦区・神奈川県内の28チームが出場。優勝チームのみが全国への切符を手にすることができる。
敗戦バネに勝ち抜く
グループ予選では、安定の守りを強みに初戦を快勝した同チーム。続く2戦目では相手チームに高身長のメンバーが多く、高い角度から繰り出される鋭いボールに苦戦し、7対8で惜敗。決勝トーナメントには進めたものの、予選2位通過という悔しいスタートとなった。
緊張感をもって挑んだトーナメント戦では、昨年全国行きの切符を手にした「上溝スーパーファイターズ」や全国大会優勝経験もある「デイリー相模原ボンバーズ」など手ごわいチーム相手にくらいつき、何とか勝利を収め、駒を進めていった。
迎えた決勝戦の相手は、横浜の強豪チーム「バディー」。1セット目を8対8のサドンデス戦で競り勝つが、2セット目は9対10で落としてしまう。勝負所の3セット目、選手たちはプレッシャーに揺らぐことなく、予選リーグでの悔しさを胸に一気にたたみ掛け、11対7(セットカウント2―1)で栄冠を手にした。
南監督は「予選の黒星のおかげでチーム全体の気が引き締まった。選手たちは学校が同じ子が多く、元々のチームワークが強いのも勝因では」と分析する。
全国大会はあさって12日(日)から群馬県で行われる。会場の床はゴム素材で普段練習や試合をしている体育館の板素材とは滑りが異なるので、これをどの程度攻略できるかがひとつの鍵となる。
キャプテンの南雲陽斗くん(大谷小6年)は、「みんなで声を出して、一人も当たらないことを目標にベスト4に入りたい」と意気込みを見せた。
|
<PR>
海老名・座間・綾瀬版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>