海老名市消防団第8分団の分団長を務める 有山 祐治さん 東柏ケ谷在住 38歳
「口下手なので、背中で語ります」
○…本業をもちながら、地域防災力の担い手としてボランティアで活動する「消防団」。日頃の訓練の集大成を地域別に競い合う「第51回神奈川県消防操法大会」のポンプ車操法の部に、海老名市代表として出場した「第8分団」(東柏ケ谷・柏ケ谷担当)が優秀賞を獲得。同団のリーダーとして団員を引っ張り、自身も3番員の最優秀選手に選出される功績を残した。「本番1カ月前あたりの訓練で吹っ切れ、プレッシャーは無かった。できることをやるだけ。皆で最優秀賞を獲りたかった」と悔しさを滲ませた。
○…東柏ケ谷で生まれ育ち、父も消防団に所属していた事から幼い頃から活動を知っていた。消火現場を見た記憶よりは、家族親睦の中で大人に遊んでもらった印象が強く残っているという。「大先輩たちには昔から変わらず、可愛がってもらっています。自分がしていただいたように、後輩たちと、その家族には同じように接したいですね」と微笑む。
○…「手に職の仕事をしろ」と父から口酸っぱく言われ、選んだのは理容師の道。専門学校に進んだ後、就職は地元を一旦離れ、都内で10年修業した。父が亡くなった事をきっかけに、地元に戻り、理髪店を開業。地元に戻ってきたからには消防団活動を決めていた事と、団員の同級生からも誘われ、即決で入団した。6年目を迎え今操法大会に向けて分団長に抜擢。「口下手なので、一生懸命やって背中で語るしかできない性分です。できていたのかな…」と笑う。
○…仕事も消防団活動も育ててもらった地域に恩返しするため。いつまでも健康で、安全安心に暮らせる事が大切。3児の父であることからも、守るべき存在が力となって、さらなる地域防災の向上につながり、想いを伝えていく。
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