ボランティアが運営する自主夜間中学「えびなえんぴつの会」がこのほど発足し、不登校の学生から大人を対象にした学習の場を9月4日から毎週火曜日に提供していく。指導を行うのは退職した小・中学校の元教員たちで、科目は国語・数学(算数)・理科・社会・英語の5教科が中心。受講費無料で、学ぶ教科や教材は参加者一人ひとりの希望に応じて対応できマンツーマンで教えてもらえるのが特徴。実施場所は中新田コミセンの第1学習室、時間は午後1時から4時まで。持ち物は鉛筆・ノート・スリッパとなっている。
昼間の「夜間中学」
「夜間中学」は学齢期(満15歳)を超えた大人に対して、公立中学校で夜間に義務教育の機会を提供する学級。戦後の混乱期に学齢期を迎えたため通学できなかった人や、卒業はしたものの不登校などでほとんど学校に通えなかったなど、様々な事情を抱えた幅広い世代の人たちの「学び直しの場」として利用されている。現在県内では横浜と川崎に設置されているものの、市内にはなかったことから、今回ボランティアの手で自主夜間中学が誕生することになった。
発足を呼び掛けたのは、市内在住で元教員の廣田久美子さん。以前からこのような活動に興味を持ち「いつかは学習支援活動をしたい」と思っていたところ、今年6月頃に厚木にあるえんぴつの会の存在を知った。見学したところ30人近くの人が参加する様子を目の当たりにし、「ぜひ海老名でも行いたい」との思いを強めた廣田さんは、教員時代の知り合いらに声掛けを行い、賛同した11人が運営メンバーとして加わった。
同会は「これまで教育を受ける機会を持てなかった方、もう一度勉強しなおしたいという方に、ぜひご参加いただきたい。あなたの希望に合わせた勉強方法で一緒に勉強していきましょう」と参加を呼び掛けている。
希望者申込・問合せはは同会・廣田さん【電話】046・231・5329へ。
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