海老名市教育委員会はこのほど、市内中学校のジャージー選定に関して、初めてコンペティション(企画競争)を実施した。これにより、従来よりも2664円の保護者の経費負担を軽減することにつながった。
市教委では2017年に学校関係者やPTAなど保護者らで構成される「保護者負担経費検討委員会」を立ち上げ、制服や修学旅行など各経費に対して協議を進めてきた。これまでには授業で使用頻度の低い柔道着と彫刻刀の無償貸与や教材費支援など、すでに具体的に進めているものもある。
今回のコンペに際して、モデル校となったのは海老名中学校。選定委員会を立ち上げ、19年より使用する上下ジャージーとハーフパンツに対して販売事業者を7月10日から1カ月間にわたり募集。大手を含めた学生服メーカーやスポーツショップ等、全国から13社・36提案が集まり、コンペ(プレゼンテーション・ヒアリング)を実施し、選定委員会による協議の末、9月に決定した。
事業者は、襟元の伸縮性が良くストレスフリーのジャージーが制作できる「(株)トンボ」の商品が選ばれた。上ジャージーは4150円となり、現行よりも818円減、下ジャージーは3150円で1278円減、ハーフパンツは1700円で568円減となり、合計で2664円の保護者経費の負担軽減を実現した。
市教委は「状況に合わせて、市内の他校でも実施していく方針」と話す。
小学6年生の子をもつ保護者の一人は「ジャージーが3年間保(も)つとも限らない。少しでも安く、良いものであれば、保護者にとってものすごく良いことだと思う」と話していた。
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