燃やせるごみと燃やせないごみの有料化や戸別収集等に関する条例の一部改正について審議された海老名市議会本会議が11月29日に行われ、賛成多数で原案通り可決した。これを受け、市は来年9月30日に制度を導入する予定で、集中説明会などであがった課題の解決・改善をしていくとともに市民に周知を徹底していくという。
ごみ減量化の必要性
ごみ袋の有料化や自宅敷地内の公道沿いに出す”戸別収集”への動きは、環境美化をはじめ焼却施設の長期利用における負担軽減など「ごみの減量化」を図るのが目的となる。これまでにも様々な施策を施してきたが、人口増加などが要因となり、2014年からごみの量は増加していた。こうした状況を受け、市は今回の条例改正に踏み切った。
市は市民にこの状況と今後の方針の理解を得るため、10月20日から11月24日まで市内23会場で集中説明会を実施。内野優市長自ら出席し市民に訴えかけ、実施への理解を求めてきた。
同時に市議会でも議論が進められ、11月29日の本会議で賛成多数となり、ごみ袋の有料化等への方針が決まった。焼却施設(高座清掃施設組合)を共同で使用している座間・綾瀬市に対して、さらなるごみの減量化・ごみ袋の有料化の導入を促すことなど、12項目の附帯決議も出された。
施行に向け、周知
有料化においては燃やせるごみ・燃やせないごみが対象(紙おむつや資源物など一部無料)で1リットル2円の指定ごみ袋の購入が必要となる。市内スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどで販売される予定。
戸別収集では燃やせるごみ・雑草・おむつ等に限定、資源物などは今までと同じ集積所で回収される。
市環境課は「説明会や議会であげられた様々な課題をクリアしながら詳細を詰めていく。また、市民が混乱しないよう順次説明会を開催し、制度の周知を図っていく」と話している。
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