今年に入り、インフルエンザの定点当たりの患者報告数が警報の基準値である「30」を上回ったことを受け、県が警報を発令した。中でも海老名市を含む地域を管轄する厚木保健福祉事務所では警報発令の2019年第2週(1月7日から13日)に「55・38」となり、第4週(1月21日から27日)はさらに増え「96・75」と県内で最も多い状態が続いている。
厚木保健福祉事務所では、管内17医療機関(内科・小児科)でインフルエンザ患者数の定点観測を行い、1週間の患者数をもとに発生動向の数値を算出している。
同所管内では昨年12月3日から9日に流行開始の目安となる「1」を上回る「1・25」を記録すると、12月31日から1月6日には注意報発令レベルの「10」を超え、7日から13日には「55・38」にまで上昇し警報レベルになった。
同所によると、一般的にインフルエンザA型が発生し、その後B型へと移行して収束する傾向にあるが、昨年はA型とB型が同時に多発したため感染者数が急増したと考えられるという。
小中学校でも大流行
インフルエンザの猛威は市内の小中学校にも広がっており、1月15日の有馬中1年1クラス、16日の社家小3年・杉本小3年の各1クラスと有馬中1年3クラスで学級閉鎖となったことを皮切りに急増。21日には海老名中1年5クラスが学年閉鎖、同日有馬中1年1クラス、22日には海老名小2年・上星小3年と4年の各1クラス、23日には海老名小4年・今泉小6年・杉本小1年の各1クラス、26日には柏ヶ谷小2年と3年・大谷小2年の各1クラス、有鹿小2年2クラス、28日には大谷中1年と2年の各1クラス、29日には有鹿小3年2クラス、門沢橋小4年・杉久保小1年・杉本小2年の各1クラス、30日には海老名小5年・中新田小2年の各1クラス、31日には柏ヶ谷小3年1クラスが学級閉鎖。2月に入ってからは5日に社家小1年・上星小2年・杉久保小2年の各1クラス、杉久保小の特別支援級で学級閉鎖することになった。(数値は2月5日時点)。
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