相模三川公園のパークゴルフ教室で長年講師を務める 大野 則幸さん 上今泉在住 78歳
マナーに則って幸福な時間を
○…木製のクラブでボールを打ち、カップインまでの打数を競う「パークゴルフ」。ゴルフよりもコース距離が短いため、子どもや高齢者など誰もが始めやすいスポーツだ。若い頃はゴルフにハマっていたが、定年後その面白さにすっかり魅了され、パークゴルフ一色の暮らしに。「この競技が誕生した北海道の出身で、親類の家に遊びに行った時に初めてやったのがきっかけでね。今では健康の秘訣ですよ」と微笑む。
○…17年前に取得した指導員の資格を活かし、相模三川公園で開催される教室の講師を開始当初から8年間務め続けている。市内で指導員なのは、同じく競技を楽しむ夫人と2人だけという希少な存在だ。「参加者の皆さんにはまず『ルールとマナー』をお伝えします。例えばボールを打とうとしている人がいたら、集中できるように静かに送り出すとか。それを踏まえてこそ楽しめると思うんです」と熱く語る。指導する立場に立ってなお、週3回以上練習に励んだり、各地で実施される大会に数々出場するなど、貪欲に技を磨き続ける。
○…学生時代は映画の影響で格闘技に夢中になり柔道部に所属。持ち前の熱心さで、北海道内の大きな大会に出場するほどの腕前だったという。高校では機械学を専攻し、卒業後は工作機械を扱う会社の営業マンとして、青函トンネルを掘る機械なども担当したのだそう。仕事は転勤族だったため道内だけでなく秋田・宮城・広島・東京などでも生活を送った。
○…定年し社宅から新居に移り住もうと海老名へ。現在は次男夫婦・孫と2世帯で暮らす。夢は”パークゴルフを楽しむ人を増やすこと”。「海老名にも正式な大会ができる18ホールのコース場を作りたいですね」と日々の活動でワンショットずつ前に進めていく。
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