海老名で第1号の「健康サポート薬局」に認定された「ガーデン薬局」の局長を務める 小林 庄司さん 国分北在住 72歳
自然体で寄り添う
○…薬の飲み残しや重複投薬の削減をはじめ、地域密着の健康相談を実現するために厚労省が推進する「健康サポート薬局」。海老名では第1号となる「ガーデン薬局」の局長を務めている。認定までのハードルは非常に高いが「45年間、地域密着でやってきたという想いがある。処方箋が無くても立ち寄りやすいよう健康測定や食事のアドバイスを行う健康相談会を定期的に開催しています。これからも皆さんの健康をサポートしていきたい」と朗らかに笑う。
○…今でこそ一般的な「在宅医療」だが、「介護保険」の概念すら無かった約40年前から、訪問医療に携わってきた。医師と看護師らとともに1台の車で患者宅や介護施設の往診に同行。「なりふり構わず寝たきりの患者に尽くす医師の姿を見て、在宅医療の本質や覚悟を学びました。黙々とやってきたことは今につながっています」。その「患者第一」の姿勢は従業員にも継承されているほか、処方箋1枚を手にわざわざ”会いに来る”人が後を絶たない。
○…福島県出身。物事を理詰めで考える性分もあり、薬剤師の道へ。1974年に縁あって国分北に開局し、市販薬や化粧品・雑貨の販売など暮らしに密着したサービスを提供してきた。「口紅を選んでいたOLさんが今では介護や健康の相談に来てくれる。ともに年齢を重ね、寄り添ってこられたことが喜びで、やりがいです」と微笑む。
○…海老名市薬剤師会の設立に尽力し、初代会長として15年間大役を全う。学校やコミセンで行う薬や健康についての講演会は20年以上に及ぶ。近年は薬剤師であり同社社長の息子と手を携えながら、海老名の医療や街づくりの一端も支えている。「薬剤師になって50年。一生涯、自然体で社会と関わり続けたい」
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