座間市の伝統行事「大凧まつり」で掲揚される100畳敷きの大凧の凧文字が、今年は「盛栄(せいえい)」に決まった。凧文字は座間市大凧保存会(鹿野正士会長)が市民に公募し、集まった28点の中から選ばれた。
大凧まつりはおよそ200年の歴史を持つ座間市の恒例行事で「かながわのまつり50選」にも選ばれている。今年も例年どおり5月4・5日、相模川グラウンドで開催される。
今回選ばれた「盛栄」の凧文字は4月中旬に100畳敷きの和紙に書き込まれ、祭り当日には大凧となって100人近い引き手が2日間にわたって掲揚する。 大凧は13メートル四方(100畳敷)で総重量はおよそ1トン。製作期間は2カ月にもおよぶ。凧文字が皐月の大空を高く舞う様子はまさに壮観。その姿を一目見ようと毎年、県内外から多くの見物客が足を運ぶ。
市制40周年に
大凧まつりを主催する座間市大凧保存会では、大凧を身近に感じてもらおうと毎年市民から凧文字を公募している。今回は21人の応募者から28作品が集まった。同会が行った選考会では、「今までに使われていない」「文字のバランスが良い」「子どもにも読みやすい」などの選考基準から「盛栄」のほか「慶郷」「慶賀」の3点が残った。
その後、3作品の意味や意図について検討を進めた結果、相模が丘在住の高橋久美子さんが考案した「盛栄」が選ばれた。
「市制40周年を迎えた座間市がますます栄えるように」との思いを込めたという高橋さんは「まさか選ばれるとは思っていなかったので、驚いている」と話した。
大凧まつりに関する問い合わせは、市商工観光課【電話】046・252・7604。
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