対談 憩いの場、成長の場として 鈴鹿明神社 古木禰宜(ねぎ)へインタビュー
今年の初詣では大勢の参拝者でにぎわった鈴鹿明神社(古木章祐宮司)。第29代欽明天皇(510〜571年)の時代に建てられたといわれ、古くから地元住民の生活の中心にあった。同神社を「憩いの場、成長の場でありたい」と語る古木普総禰宜にインタビューを行った。
「みんなの神社」
−今年も初詣には市内外から大勢の参拝者が訪れました。来月3日の節分祭もにぎわうことでしょう。
鈴鹿明神社氏子会や神輿(みこし)保存会「座間入谷睦」、囃子(はやし)保存会、敬神婦人会など、地元有志の皆さんが祭事を滞りなく行えるよう様々な形で協力してくださります。
初詣を無事に行えたのも、神社が今日こうしてあるのも、地元の方々の多大なるご協力あってのことだと思います。
節分祭には多くの方々にお越しいただき、皆さんに福を得てもらいたいですね。豆のまき手は現在も募集しております。奮ってご参加ください。
−鈴鹿明神社の目指す「神社のあり方」とは。
平成21年10月に、氏子会と座間入谷睦が、鈴鹿明神社とゆかりのある伊勢神宮へ念願だった伊勢参りを果たしました。同年11月には入谷睦のご協力により子どもみこしが神社に奉納されました。
将来を見据えた時、重要だと思うのは第一に、長い年月をかけて積み上げられてきた神社の伝統や各時代で神社に関わってくださった方々の思いです。それらを世代から世代へ継承していくことが一番の使命だと考えております。
第二に、神社として次世代を担う子どもたちに対し成長の機会を作ることが重要と考えます。子どもみこしやお囃子は、子どもたちに日本の伝統だけではなく、協調性や責任感などを教えてくれます。
鈴鹿明神社が地元中学生の職場体験を受け入れているのもそうした思いからです。子どもにとって神社が学習の場になり、将来大人になった時には次の世代へとバトンをつないでくれたらうれしいですね。
−古木禰宜は地域活動にも積極的に関わっていますね。
宮崎県出身の私は平成19年に座間へ来ました。座間で丸4年を過ごしましたが、もっと地域と深く交流したいと思っています。座間青年会議所や消防団第1分団第3部の一員として多くの人に恵まれ、人とのつながりは広がりをみせています。同じように鈴鹿明神社がより多くの方々とつながっていってほしいです。
−最後に読者にメッセージを。
鈴鹿明神社は「みんなの神社」。座間の地に根付いた神社であり、参拝者の憩いの場としてこの先も地域と共に歩んでいく神社だと考えます。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
平成21年に入団した
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