日産モータープール跡地(東原1丁目)に建設が進められている大型商業施設について詳細が明らかになった。今月9日と13日には建物設置者、出店業者による住民向けの説明会が東原コミュニティセンターで開催された。
店舗面積1千平方メートルを超える小売店舗に適用される「大規模小売店舗立地法」に基づき開催された説明会。9日に1回、13日に2回行われており、地域住民およそ400人が訪れた。
会場では、建物設置者である三井住友ファイナンス&リース株式会社(東京都港区)、コストコホールセールジャパン株式会社(川崎市)のほか、出店業者となるトステムビバ株式会社(埼玉県)と株式会社三和(町田市)の担当者らが出席。開発に伴い、神奈川県に提出された届出の概要について説明した。
担当者らの説明では、開発している敷地内には2棟の建物を建設。1棟には「コストコホールセール座間倉庫店」が出店し、もう1棟はスーパーマーケットの「三和」と、住宅のリフォームや家具、木材などを扱うトステムビバの小売店による「(仮称)ビバモール座間」となる。今年8月下旬から10月下旬にかけて順次オープンを予定しているという。
周辺環境へ配慮
説明会では、届出の概要のほか、交通渋滞の調査結果に基づいた渋滞予測、近隣住宅への騒音予想、緑地帯の設置についてなども言及。参加した住民からは「近隣の交差点などで交通渋滞があるのでは」や「自宅前の道が抜け道として使われ、交通量が増えるのでは」などの質問が多く挙がった。担当者らは調査結果と渋滞予測を基に「来店する際に使用する道路をこちら側で誘導する。渋滞が予想される交差点などは警察と協議して対応したい」と回答。また「隣接する小学校の登下校と営業時間が重なっている」や「来店車輌で子どもたちが心配」など通学路の安全性への影響に懸念の声が挙がり、担当者らも「東原小側に出入口を作らないようにしている。営業時間は警備員を配置するなど対応したい」と配慮を見せた。
そのほか、近隣の自治会関係者が「住民が感じた課題を、店舗側と協議する機関を設置してほしい」と発言。会場から拍手が起こり、担当者も「出店業者間で協議したい」と答えるなど、開店後の運営を見据えた意見も出された。
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