市道13号線のさがみ野駅周辺で道路整備工事計画が進められている。工事にかかる費用は、2月に遠藤三紀夫市長が発表した来年度当初予算案に計上されており、開会中の市議会定例会で審議されている。承認されれば来年度中に工事が着工される予定。※3月2日起稿
計画が進められている区間はさがみ野駅北口から国道246号線に向かう間のおよそ270メートル。以前から「さがみ野駅入口交差点」内の通行がスムーズでないとして、道路拡張および交差点の整備が必要とされてきた。
計画では、現在9・7メートルある西側の歩道を狭め、東側の歩道を拡張。車両用道路を西側にずらすことになる。これにより現在は北側から侵入する道路と南側の道路から侵入する道路の間にあるズレを是正し、交差点内の車両の通行をスムーズにすることができるという。市では「以前から問題となっていた場所。交差点はもちろん東側歩道の確保など、人も車両もより安全に通行できる計画を作成している」と話す。
地元住民と協議
市では工事着工を目指し、複数回にわたって地元住民や地権者、商店主らと協議を重ねてきた。現在も歩道の確保や遊歩道スペースの活用方法、桜の植え替えなどについて話し合いを続けているという。
工事予定区間の一部では、平成20年5月に老木化による桜の倒木事故が発生。その際に13号線沿いの桜14本を伐採し、道路工事計画と合わせた桜並木の再生を地元住民らが模索してきた。工事予定区間の商店主の1人は「通りやすくなる歩道をどう生かしていくか、桜並木をどう再生していくかを考えていかなければ」と話してる。
市議会定例会は3月25日(金)に閉会。承認されれば来年度中に着工し、1〜2年での完成を目指す。
問い合わせは市道路整備課【電話】046(252)8576。
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