東日本大震災の被災者を支援しようと、市内小松原在住のプロオペラ歌手・境信博さんが中心となって、チャリティーコンサートを企画している。初回は4月23日(土)に開催予定。境さんは「継続的に支援をしたい」として、コンサートを年4から6回ほど定期的に行う考えだ。
境さんは、日本最大のオペラ団体と言われる「東京二期会」で主に活動している。これまでに声楽家、錦織健氏プロデュースのオペラ「コシ・ファン・トゥッテ」に出演。20弦箏との競演によるひとりオペラ「ベロだしチョンマ」は日本全国で400公演以上を行い、各メディアに紹介されている。地域活動にも取り組み、市内の女性コーラス「音の絵本」で講師を務めている。
チャリティーコンサートは、境さんが市内の音楽家に呼びかけて実現した。「音楽家も震災の影響でイベント中止が相次ぎ厳しい状況ですが、被災地のために何か支援をしたいと考えました」と企画立ち上げの経緯を話す。また、「被災地が復興するには何年もかかる」として、4月を皮切りに継続していく。市民に支援の意識を持ち続けて欲しいという想いもあり、「まずは2年続けていければ」と境さんは意気込んでいる。
座間の音楽家多数出演
23日のコンサートは、ひばりが丘コミュニティセンターで午後2時から開演する予定。出演者は市内在住者が中心で、プロ・アマチュア・音楽大学の学生などで構成されている。声楽家では、市内から境さんと横尾英志さん、市外からは山崎敏弥さんと柴田麻里さんが参加。市内でフルート教室を開く堀田千秋さんと生徒らが演奏するほか、「音の絵本」も歌声を披露する。ピアノ伴奏は境ひとみさん。演奏曲目は、オペラの名曲や日本の童謡、唱歌などで、心が和むものが選ばれているという。
入場無料。会場に募金箱を設置し、集まった募金は座間市に届ける予定。当日の会場には駐車場や駐輪場がないので、徒歩での来場を呼びかけている。
活動の主旨に賛同し、ともに演奏できる人を募集している。詳しい問い合わせは境さん【携帯電話】090(7402)1305まで。
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