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座間版 公開:2011年4月1日 エリアトップへ

座間市美術サークル展を主催する市美術サークル連絡協議会の会長 松本 公夫さん 入谷在住 75歳

公開:2011年4月1日

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ドラム缶への郷愁

 ○…今月6日(水)から始まる5団体合同の美術展は、15年目を迎える歴史あるもの。市内のアマチュア美術サークルによる油絵や水彩画、版画など、総数60点以上の作品が並ぶ。主催の連絡協議会で9年前から会長を務めており、自身の制作活動に加え、展示会の企画・運営や座間市民芸術祭の裏方など、幅広く芸術に親しむ。「多くの皆様に芸術を」。おっとりとした口調で話す。

 ○…幼少期から絵を書くことが好きで、学生時代の文化祭では大道具を担当。就職後は社内の文化サークルで油絵を始めた。職場の催事だった演芸会の時には舞台背景を手掛けることも。「絵が上手だ、と周りに推薦されてうれしかった」。結婚後、昭和56年に座間へ。「子ども3人それぞれに部屋を」というのが転居の理由だった。座間へきて30年。絵の具の香りがする部屋には画材が並び、屋根裏にはこれまで手掛けた作品を仕舞っている。「ルノワールと同じ誕生日なことが大きな誇りなんだよ」。1月に75歳を迎えた。

 ○…「そこらへんで買った」という普段着でも、ブルーのシャツの重ね着にデニム姿と、着こなしが若々しい。元気の秘訣は毎週通うテニスサークルで仲間と楽しい時間を過ごすことだ。「テニスツアー」と称し、伊豆や熱海へ旅行に。ラケットを持って五島列島まで足を運んだこともある。行った先では自慢の一眼レフで風景を撮影。友人の多さや多趣味のご主人に、奥さんもにっこり。

 ○…ここ数年、ドラム缶を描く作品が多い。旅先で訪れたレタス畑の真ん中に、勤めていた石油会社の錆びたドラム缶が捨ててあるのを偶然見かけた。「懐かしさを感じた」。以来、ずっと絵のモチーフに。サークルでのあだ名は「ドラム缶の人」で、工場の場所などドラム缶情報をくれる人も。「絵は1人でも描けるけど、人が交流し合える楽しい場所に」。サークルに寄せる願いだ。
 

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