憲法タウンミーティングを主催するかながわ力創造委員会副委員長 鈴野 隆大さん 栗原在住 35歳
やれること 真正面から
○…憲法を見つめながら将来の日本を考えるシンポジウム「憲法タウンミーティング」。主催する日本青年会議所の神奈川ブロック協議会かながわ力創造委員会副委員長に昨年9月就任した。委員長や仲間と協力し講演内容の策定や講師の招待、広報活動などに奔走し「憲法の良し悪しではなく、我々の生活にどう関わっているのかを改めて考える機会にしたい」。5月12日(木)の開催に向け尽力する。
○…子どもの頃は勉強嫌いの怠け者。やりたいことが見つからないまま高校を卒業した。周りが働き始める中「進学の道を」と一念発起。「12年分を凝縮した」という猛勉強の末、翌年に大学へ入学し経済学を学んだ。卒業後「経済大国アメリカを知りたい」と23歳で渡米し、IT機材の関連会社に就職した。7年間のカリフォルニア生活では、毎日サーフィンを楽しみ、行き付けの寿司屋で妻と知り合った。結婚を機に帰国し、家業の造園土木会社へ。住まいの安全性や生活に潤いを与える自然と向き合っている。
○…「熱しやすく冷めにくい性格」は、社会貢献に取り組む座間青年会議所(座間JC)の活動でも発揮。2007年に知人の勧めで入会し現在幹事を務めている。人脈作りと経験は何よりの糧。「役職や役割は貴重な学びの場だから、絶対に断りたくない]と様々なイベント運営に携わる。多くの仲間や先輩に囲まれ、今では「趣味はJC」。
○…地震から3週間後、大量の支援物資を車で被災地まで運んだ。現地に舞う粉塵で声はガラガラになった。「温かいスープやお風呂代わりのウェットタオルを」。人として生きる喜びを届けたかったという。最近4人目となる我が子が生まれたばかり。慌しい中、家族との時間に心が和む。生活を思うほどシンポジウムにも力が入る。「食事中に憲法の話が出たりとかさ。タブー視せず、もっと身近に」。夫、父親、国民として、将来の日本と向き合う。
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