神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
座間版 公開:2011年4月15日 エリアトップへ

4月23日(土)にチャリティーコンサートを主催する声楽家 境 信博さん 小松原在住 49歳

公開:2011年4月15日

  • LINE
  • hatena

音楽の力を信じて

 ○…「被災地が復興するには長い時間がかかる。自分たちも肝に銘じなきゃいけない」―。4月23日(土)にひばりが丘コミュニティセンターで開くチャリティーコンサートを皮切りに、音楽を通じて被災地の復興を後押ししていく。今回は自身が発起人となって、市内在住の音楽家などに呼びかけたが、将来的には「(コンサートが)自分の手から離れていくのも良いと思う」という。「『私が』ではなく、誰かが支援を続けることが大事」と語る。

 ○…声楽家として、日本最大のオペラ団体「東京二期会」に所属。また、洗足学園音楽大学の非常勤講師として後進の育成に励むなど、幅広いフィールドで活躍中だ。頭の切り替えが早く、前向きで柔軟な発想の持ち主。音大生の頃は「箸にも棒にもひっかからない存在」で、卒業式では教師から「君の歌は下手だ」と言われた。しかし、そこで落ち込まないのが本領。「じゃあ、(生徒の中で)私が一番だったのは?」と切り替えすと、声質の良さを指摘された。「なら、音楽を続けていれば良いことがあるかも」。そんな前向きな姿勢が、今の活躍に結びついている。

 ○…ピアニストの奥さん、吹奏楽部に所属する2人の娘さんがいる。吹奏楽のコンサートに足を運ぶこともあるが、純粋に音楽を楽しめず、技術の巧拙に耳が傾いてしまう。「悪い癖だね」と苦笑い。趣味は地方公演での温泉めぐり。奥さんから「本に出来る」と言われるほど、日本各地を回ったという。サイクリングも好きで、様々な地域の生活の一端に触れることが何よりの楽しみ。

 ○…「音楽には人を変えるエネルギーがある」。そう強く信じている。演奏を聴いたことで突然絵を描き出した自閉症の子どもなど、音楽人生の中でいくつもの奇跡に出会った。チャリティーコンサートでも、その信念を胸に舞台へ。「みんなの笑顔がみたい」―。満面の笑みで語った。
 

座間版の人物風土記最新6

笹岡 泉さん

フェイスブックページ「We Love Zama」のタウンリポーターを長年務める

笹岡 泉さん

緑ケ丘在住 70歳

1月31日

松田 恵三さん

28日(火)まで行われている第3回「座間市民写真展」の実行委員長を務める

松田 恵三さん

栗原中央在住 80歳

1月24日

永野 貴義さん

高座クリーンセンター環境プラザの施設長として施設の情報発信に力を入れる

永野 貴義さん

46歳

1月17日

増田 修孝(のぶたか)さん

1月1日付で(一社)座間青年会議所の理事長に就任した

増田 修孝(のぶたか)さん

栗原中央在住 38歳

1月10日

出口 有加さん

市内で出版社「犀(サイ)の工房」を営む

出口 有加さん

四ツ谷在住 38歳

1月1日

徳永 誠さん

座間市立市民交流プラザ「プラっとざま」の所長を務める

徳永 誠さん

座間市在勤 57歳

12月13日

あっとほーむデスク

  • 11月8日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

座間版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月31日号

お問い合わせ

外部リンク