座間市役所に隣接し、市職員や市民が多く利用していた座間市ふれあい会館の食堂が、4月から一時休館している。休館は、市が食堂の事業者を公募、選考しているための措置。事業者が決まり使用許可が下りるのは6月16日(木)の予定で、営業再開は早くとも6月中旬以降になりそうだ。
食堂は平成7年の開館から22年度まで市内小松原の(株)天柳が、市から場所を借り受けて営業。和食・中華・洋食などの料理が、300〜700円の価格帯で提供されていた。平成22年度では、平均で1日130食ほどを販売していた(飲物などを除く)。
4月からの公募開始に伴い、同社による営業は3月下旬に終了した。現在は休館が1ヵ月半ほど続いており、市民からは「早く再開して欲しい」という要望が寄せられている。
市内外から6社の応募
市財産管理課によれば、事業者を公募するのは今回が初。広く業者を募ることで、食堂のサービスと利便性の向上を促す狙いだ。
公募の申し込みは4月22日に終了。企業で食堂を営業している会社や、ケータリングサービスを行う事業者など、6社から応募があった。申し込みと同時に質問書も受け付けており、応募事業者からはこれまでの利用状況や、水道光熱費の負担について27点の質問が挙がった。
食堂の運営に関する企画提案書も5月12日までに提出された。今後は、職員で構成される座間市ふれあい会館食堂事業者選考委員会が、提案書などを総合的に評価して選考する。選定の際には、運営の基本方針や業務体制と衛生管理、今後のビジョン、これまでの飲食業としての実績など100項目が基準となる。
事業者は6月10日(金)に決まり、使用許可が下りるのは16日の予定。営業再開のタイミングは、事業者が判断することになるが、同課は「再開を待つ市民も多くいるので、出来る限り早めにオープンしてもらえれば」と話している。
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