相模が丘在住の演歌歌手・丘秀太郎さんがこのほど、東日本大震災の被災者の想いをつづった新曲「かたりべ」を完成させた。同曲は、丘さんが初めて作詞・作曲した作品で、「被災者の気持ちになって聴いて欲しい」と話している。
同曲は、7月23日(土)から発売されるCD「お前が心配だって」(作詞・作曲高橋茂夫さん)のB面に収録されている。「お前が心配だって」は当初3月に発売予定だったが、震災の影響で中止となった。その後、丘さんは「かたりべ」を作り、今回の発売に合わせて収録することとなった。
「『頑張れ』とか『立ち上がれ』と歌う応援歌ではなく、被災者が抱いている気持ちを歌詞にしました」と丘さん。作詞にあたっては、丘さんのバックコーラスを務める女性グループ「乙女恋(おとめれん)」に所属し、実家が宮城県気仙沼にあるメンバーの話などを参考にした。
曲は3番構成となっており、それぞれ被災地の状況を表現している。1番は津波が押し寄せる瞬間を、2番は避難所で余震の恐怖と寒さに耐える人々を、3番では福島第一原発の事故で被害を受けた人や家畜を取り上げている。サビには、被災者の気持ちとして「夢がさめてと想う時もある 夢であってと想う時もある」という歌詞を添えた。
「かたりべ」は23日と24日(日)に、相模が丘のなかよし広場で開かれる相模が丘地区夏祭りで披露される。丘さんの出演は、23日が午後4時30分頃から、24日が4時頃からの予定。CDは同会場でのみ販売。1枚1000円で、売り上げの一部が義援金として被災地におくられる。また丘さんは「かたりべ」を歌ってくれる歌手を募っている。問い合わせ丘さん【携帯電話】090(4607)5975。
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