小田急相模原駅南口にある「相模銀座商店会」(平田良夫会長)は7月15日、同商店会内の美化活動に長年取り組んだとして、斉藤シノブさん(91歳/相模が丘在住)に、感謝状を贈った。
シノブさんは、同商店会に加盟している「おしゃれサロン圭央(けいおう)」の斉藤巌夫オーナーの母親。店舗前の通りで清掃を始めたのは、20年ほど前になるという。当時、通りにはジュースの空き缶やたばこの吸殻が捨てられており、「お客様に汚い商店会だと思われるのが嫌で始めました」と振り返る。
清掃は20年にわたって、毎日、午前8時から9時頃に行われた。また、ゴミが目に付けば、その都度ほうきなどを使い掃除していたという。「ゴミ箱があるのに缶を捨てたり、火がついたままの煙草の吸殻をポイ捨てする大人もいます」と悲しそうに話す。しかし、継続的な清掃によって、「道路がずいぶんと綺麗になりました」と同商店会の会員は話している。シノブさんも、「地域の皆様への感謝の想いがあった。だから、これまで続けられました」としている。
感謝状の贈呈を巌夫さんから聞いて、驚いたというシノブさん。「そんな偉い活動ではありません。当たり前のことを続けただけです」と謙虚に話すが、平田会長は「当然のことを、当然のように行うことは難しいもの。商店会の会員のかがみです」と感謝の気持ちを述べていた。
60年で初
現在、同商店会には25店舗が加盟している。感謝状の贈呈は、長年の清掃を称えるもので、3月下旬に開かれた平成23年度の総会で決まった。平田会長によれば、個人への感謝状は、約60年の歴史がある同商店会でも初だという。
座間版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|