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取材協力 湘陽かしわ台病院 医療レポート連載㉖ 神経内科とは 神経内科専門医 大友 卓先生
―新たに開設された神経内科についてお聞かせください
当院では、4月より神経内科医2名で外来診療を始めています。神経内科は、精神的な問題から起こる病気を診る精神科や心療内科とは異なり、脳や脊髄、神経、筋肉の異常が原因で起こる病気の診断や治療を行う科です。体を動かしたり、感じたり、考えたり、覚えたりすることが上手くできなくなった時には、神経内科疾患の疑いがあります。診察のうえ必要に応じてCT検査やMRI検査などを用いて病変をさぐり、治療にあたります。一方で、骨や関節の異常なら整形外科に、手術が必要な病気なら脳神経外科に、より高度な検査や治療が必要と判断された場合は大学病院などにご紹介させていただくこともあります。
―どのような症状が出たら受診すべきでしょうか
「しびれ」や「頭痛」「めまい」のほか、「力が入らない」「ふらつく」「ろれつが回らない」「手足のふるえ」「ものが二重に見える」などの症状ですね。
―代表的な病気にはどのようなものがありますか
脳梗塞や脳出血などの「脳血管障害」、ふるえや歩行障害が生じる「パーキンソン病」、アルツハイマー病に代表される「認知症」などが挙げられます。これらは早期発見で症状が改善・緩和できる病気です。これから数回にわたって詳しく解説させていただきます。
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