座間市では現在、市内小学校の給食で牛肉の使用を見合わせている。これは、市内6校の小学校で4月に、国の暫定規制値を超える放射性セシウムが検出された牛肉が使用された可能性があるため。
8月26日、横浜市と川崎市の調査を受けた神奈川県の報告によって、暫定規制値(1kgあたり500ベクレル)を超えた牛肉が座間の小学校で使用された可能性があることが分かった。この牛肉は福島県浪江町から出荷されたもので、4月25日に横浜の食肉販売店が入荷した。業者は、この牛肉89kgを別の8頭と混合・加工し、計473kgを出荷。そのうち、104kgが座間市と相模原市の小学校に納められていた。検出された放射性セシウムは、511ベクレルだった。
市学校教育課によると、この牛肉が使用された可能性があるのは、4月28日の給食。相模野小、相武台東小、ひばりが丘小、東原小、相模が丘小、旭小の6校で、牛鍋として提供された。使用量は一人当たり20〜30g。混入の有無は確認出来ないが、同課は「提供した量は少なく、健康に影響を及ぼすものとは考えていません」としている。
市の対応
市は2学期から牛肉使用を自粛している。安全性が確認できるまで当面の間、続ける考えだ。また、9月1日付けで、市内11校の保護者に状況を周知した。さらに6日からは、「給食の食材の産地を知りたい」などの要望が市民から上がっていた事もあり、ホームページ上で、米や野菜、果物、肉類、魚介類などの産地を公表している。
問い合わせは同課【電話】046(252)8749。
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