11月11日から13日まで横浜市で開催された「第70回神奈川県青少年創意くふう展覧会」で、稲垣茉里香さん(西中1年)の作品「コメヌカイロ」が最優秀賞の県知事賞を受賞した。また座間市から荻野加奈子さん(東中3年)、岡田悠汰さん(同2年)が入賞。3人が受賞する初の快挙となった。
小中学生を対象にした展覧会。座間市では9月にハーモニーホール座間で行った「市青少年創意くふう展覧会」で、応募408点の中から審査通過した120点を展示し、その中から優秀作品6点を県の展覧会へ出品した。
展覧会に並んだのは157点。稲垣さんは最優秀賞となる県知事賞を受賞した。作品「コメヌカイロ」は、暖めると暖かく、冷やすと冷たくなる米ぬかの性質を利用して作った携帯用の冷暖房品。殺菌処理した180gの米ぬかを、幅30cmほどの大きさに縫い合わせた布で2重に包んだ。電子レンジと冷蔵庫を使って、暖・涼の使い分けがきく。また何回も繰り返し使用でき、ゴミが出ない利点がある。
知人から米ぬかの性質を聞き、暑さと寒さが苦手な祖母の悩みを解消してあげたいと思いついた作品。実家が農家のため、余った米ぬかを活用した。夏休みの間に作り方などを思案し3日かけて完成させた。布に星や羊のデザインをあしらい、手足に装着できるようマジックテープを縫い付けて工夫した。
荻野さんと岡田さんが入賞
稲垣さんの他、座間市からは日本弁理士会会長奨励賞に荻野加奈子さんの「掃除機を使ったペットボトル潰し機」、県発明協会会長賞に岡田悠汰さんの「アルミ?スチール?分別機」が入賞。市から複数受賞する初の快挙となった。12月20日に横浜で表彰式が行われる。また、来年1月に書類審査が行われ、3月に上野の科学博物館で開催される「全日本学生児童発明くふう展」への出品作品が決まる。同展には全国からおよそ150点が集まる。
問い合わせは市商工観光課【電話】046(252)7604まで。
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