12月18日に初の定期演奏会を開く「Ijumaa(イジュマー)Big(ビッグ)Band(バンド)」のバンドリーダー 清水 靖雄さん 東原在住 68歳
縁の下支えるリーダー
○…平成20年と21年に開かれた「ジャズ講座」の受講者によって、昨年11月に結成されたアマチュアジャズバンド「Ijumaa Big Band」。初心者から経験者まで24人が在籍。これまでに、他団体が主催するイベントへの参加はあったが、定期演奏会は初となる。企画・運営から選曲、演奏まで全てを自分たちでこなすことになるが、その分「自由度は高い」。自身も、サックス奏者として参加する。「ポピュラーな曲が多いので、多くの人に楽しんでもらえると思いますよ」と話す。
○…同バンドのほか、平成9年に発足した「ZAMAビッグバンドジャズオーケストラ」のバンドリーダーも務める。バンドリーダーには技術面を指導するタイプと、イベントなどのマネジメントを手がけるタイプの2種類があるという。自身は後者。事業を縁の下から支え、仲間のサポート役に回る。「みんな忙しいなか、本当に楽しそうに練習する。それを見ていると嬉しくなる」と目を細める。観客からの反響も原動力。「明日から頑張る力をもらった」「元気が出た」。そんな言葉が聞きたいから、マネジメントにも力が入る。
○…今は妻と2人暮らし。2人の娘は結婚し、それぞれ子どもがいる。家族全員で行く夏の伊豆旅行が、大きな楽しみだ。還暦を迎えた時に開かれたコンサートでは、嬉しいサプライズが。孫が花束をプレゼントしてくれた。「聞いていなかったので、驚いた。嬉しかったなぁ」
○…バイタリティに溢れ、行動力がある。音楽活動の資金を作ろうと、自動車部品の製造工場や病院に勤めている。取材当日も、病院の夜勤から工場の日勤まで、1日休み無しのスケジュールだったが疲れは見せない。「小さい頃に新聞配達をやっていたから体力があるのかも」と話す。休日もゆっくりせず、常に何かの作業に追われているという。「妻からは『じっとしていられない人』と言われますね」と笑った。
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