被災地の復興支援や、座間市内の災害対策に取り組むざま災害ボランティアネットワーク(田中順尚代表)では、2月5日に岩手県大槌町の仮設商店街「まごころ広場」にオープンするたいやき屋の出店支援をする。東京に拠点を持つ災害救援ボランティア推進委員会と連携。現地に機材を一時的に提供し、焼き方を手ほどきする。
贈り物から雇用へ
3・11後、物資援助や瓦礫(が れき)撤去などさまざまな形で支援してきたざま災ボラ。中でも、神奈川災害ボランティアステーションの鈴木幸一さん(横浜市)が考案した”たいやきプロジェクト”に強く賛同し、力を注いでいる。
被災地でたいやきを焼き無料で配るプロジェクト。活動資金は福祉施設などに出店したり、1枚100円の「たいやきシール」を販売して賄っている。
2011年8月に岩手県で鈴木さんと共に実施。10月、11月には災ボラ単独で福島県内で1600個のたいやきを配った。被災した子どもたちのメンタルケアや、仮設住宅でのお茶菓子にも一役買っている。
ざま災ボラでは被災地の抱える雇用問題に着目し、プロジェクトを雇用創出運動に発展させている。12月に岩手県遠野市を視察、NPO遠野まごころネットが運営する仮設商店街「まごころ広場」への出店が決まった。現地の人に焼き方や機材の扱い方を指導し、災害救援ボランティア推進委員会が費用面を援助する。
オープンは2月5日(日)。たいやき屋、広島焼き、コロッケ屋の出店が決まっている。営業日程や開店時間は状況に応じて決められ、1回の出店につき被災者3、4人が働く。
支援金を呼びかけ
ざま災ボラでは移動販売用機材の提供も考えている。機材は1台15万円ほど。支援金を呼びかけている。
1月14日(土)にはリファイン座間(相武台)が開催するイベントでたいやき屋を出店。たいやきシールも同時販売する。時間は10時から16時。ざま災ボラの濱田さんは「被災地では課題が山積しており復興はまだまだこれからです。継続した被災地支援のため、協力をお願いします」と話している。
問い合わせはざま災ボラ事務局【電話】/【FAX】046・255・0266まで。
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