おやとも会の「生命のメッセージ展in座間」実行委員会の代表を務める 長瀬 未紗さん 入谷在住 29歳
感じて行動する
○…理不尽に生命を奪われた被害者の等身大のパネルや写真、靴などを展示する「生命(いのち)のメッセージ展」。2001年から全国を回り、座間市で105回目の開催となる。市公民館を拠点に活動する子育てサークル”おやとも会”のメンバーが中心となり、実行委員会を立ち上げ、13人で準備に取り組む。「来て何かを感じて、日頃の行動につなげてほしい」と、子どもたちにも来場を期待する。
○…「来場者に子どもたちの未来を感じてほしい」という思いから、子どもが描いた作品を展示する。市内の幼稚園や学校にハート型のタネのイラストを配布し、そこからどんな芽が出て何が育つのか、自由に描いてもらった。「家族が被害者にも加害者にもなる可能性がある。事故を風化させないことが戒めになる」。母親として、家族を守ることを心に活動する。
○…静岡県の出身。夫と3歳の息子、昨年11月に生まれた娘と暮らす。3年前に夫の実家の近くにと、市内に引っ越した。大学時代にフィリピンの子どもたちを支援するNGOでストリートチルドレンと接したことから、活動を続けたいと卒業後も事務所に勤務していた。ごみ山でごみを売って生活する子どもたちを見て「何かしてあげたいと思って行ったけど、何も出来なかった」。このような思いもあり、今年の夏は家族でフィリピンへ。現地でボランティアとして4ヶ月間滞在する予定だ。活動的な性格は夫との出会いにも。共通の趣味の自転車で意気投合。高尾から新潟まで300Kmを走る大会に参加するなど「どこまでも行ける気がする」ことが魅力だそう。家族で北海道を一周することが夢だ。
○…市内の子育てサークル”アクティヴママ”の代表も務めている。仲間が欲しい、人と知り合いたいと始めた活動は自分の成長にも、子育てにも還元できるという。「すべてが楽しい」という笑顔は未来に向いている。
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