実際の建物を舞台に、災害時の実践力や対応力を養おうと、座間市消防本部が1月30日と31日、訓練を実施した。市内栗原の旧日産座間寮で行われ、隊員らは、専用の道具を用いながら救助訓練にあたった。
この訓練は、建物を壊すことで、強度や重量などを体験し、安全で迅速な人命救助活動を目指すことが目的となる。資器材の検証、今後の活動への改善点を見つける狙いもあるという。実際の建物を使った訓練の機会は少なく、市消防本部が最後に実施したのは2005年。
訓練は、震災によって室内に閉じ込められた人を救出するという想定で実施。隊員は、電動のこぎりに似た道具「ハスクバーナー」や、ドリルのような「パクハンマー」を使いながら、壁や床に進入口を作り、救助に向かった。また、重いがれきは、要救助者の安全を第一に、てこの原理で慎重に持ち上げるなどした。
2月5日(日)には、消防団員も旧日産座間寮で訓練を行う予定。
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